タバコには4000種類の化学物質、200種類以上の有害物質が含まれています。
タバコの3大有害物質のひとつであるニコチンには強い依存性(習慣性)があります。現在喫煙している人のほとんどはこのニコチン依存症の状態になっています。ニコチンの血中濃度が低下すると自分では気付かないうちにイライラしたり、落ち着かないなどの離脱(禁断)症状が出現します。ただ意志が弱いためではなく、ニコチン依存症という病気になっているために禁煙できないのです。
- 禁煙する理由をはっきりさせる 禁煙はつらいこと。つらいことを続けるためには動機づけが必要です。
- きっぱりと止める 本数を減らすにも辛抱が必要です。しかし、減らした本数はいつか元に戻ります。ということは減煙のための苦労は無駄な労力になってしまします。禁煙してこそ、苦労が報われます。
- ニコチン依存症であることを十分理解する 今の状態はニコチン依存症であることを十分理解して、禁煙を始めます。禁煙治療が終わった頃には、ニコチン依存症ではない状態です。つらいことがあるのもニコチン依存症の間だけです。治療が終わる頃にはニコチン切れのストレスもなくなっています。
- 周囲の協力を求める 禁煙開始直後はイライラすることもあります。周囲の方のあたたかい応援があれば、何とか乗り切れます。
- あきらめない 万が一、吸ってしまっても再挑戦する!あきらめない気持ちが大切です。決められた受診日には必ず受診してください。
何のために禁煙するか理由をはっきりさせて禁煙を開始しましょう。
現在、禁煙治療で使えるお薬にはチャンピックスという内服薬とニコチネルTTSという貼付剤(貼り薬)の2種類があります。
当院では経験豊富な院長が皆さんに合った治療薬を処方して、わかりやすく禁煙指導をおこないます。
禁煙治療の保険適応には条件があります。
条件に合わない場合は保険治療ができませんので、ご了承をお願いします。
詳しくは診察時間内に電話にてお問い合わせください。